PC周辺機器

サンワサプライMA-WTB43BKNを3年使用レビュー。セールで売ってたらワンチャンあり。

MA-WTB43BKN

総合評価:
使用感はそこそこ。セールで見かけたらワンチャンあり。

サンワサプライのトラックボールMA-WTB43BKをこの3年間(2020年初頭まで)使用しました。その最終レビューを書こうと思います。

MA-WTB43BKNをこれから買おうと思っている人はぜひ参考にしてください。

製品スペック

MA-WTB43BKN

MA-WTB43BKN

バッテリーは単三乾電池1本で連続動作時間/約143時間、連続待機時間/約10000時間、使用可能日数/約600日。(公式ページより。)充電池だともっと短くなります。

購入したのは専用の2.4GHzレシーバーで通信できるワイヤレス版。同じ系列にBluetooth版と有線版があります。レシーバーはUSB-A端子です。

通常の2クリックボタンの他に、進む・戻る・カーソル切り替えボタンがあります。

筆者が購入した当時はいくらサイトを探してもボタン等の設定ドライバーがありませんでした。

執筆現在、ホームページを見るとソフトウェアをダウンロードできるみたいですが、
インストールしてもボタン設定等ができるかわかりませんでした。おそらく出来ないと思います。

カーソル解像度は4段階、400・800・1200・1600カウントで自動調整機能が付いています。

ボール幅は34mm、チルトホイール、センサーはレーザー式です。

表面はテカテカしていますが、スマホのように指紋がベタベタつく感じではないです。裏面は普通のプラスチック系。

サイズは親指操作のトラックボールの中では標準か少し大きいくらいのサイズ感です。
持ち心地は一般男性の手の大きさで丁度いいくらいですね。

ロジクールのM570よりは平べったい作りです。

2000円で購入。サブPC用に

購入したのは2016年、秋葉原でした。どこのお店か忘れたけど、店頭ワゴンセールで2000円くらい。お買い得なので即決でした。

メインPCにはすでにロジクールM570を使用していたので、サブ機用・予備用に。
なので3年間フルに使っていたわけではありません。

使用環境はPCデスク上、モノでごちゃごちゃした中で使っていました。

ごちゃごちゃ環境でのトラックボールは水を得た魚のようなもの、問題なく使えていました。

MA-WTB43BKNは親指操作のトラックボールの中では標準くらいのサイズ感なので、スペースも取りすぎず存在感としてはそんなに悪くはなかったです。

使用内容は一般的なブラウジングが多かったです。編集作業や文章作成時にもたまに使っていました。

評価

3年間使ってきての筆者なりの評価を書いていきます。
使用感、持ち心地、設定面に分けています。

使用感 

「悪くはない」、でも良くもないです。普通に使える感じ。

ボールの回り方は少しガサつく感じがありました。ここは個体差があるのか、全般的なものかはわかりませんが、僕のデバイスはそうでした。

ホコリが溜まるとつっかえるようになるのはどのトラックボールも同じですが、MA-WTB43BKNはその頻度が早かったような気がします。

操作面ではチャタリングなどは起きず、軽快に動作していました。

やはり問題はカーソルスピードが4段階しかないことでしょうか。その4段階の中に自分に合うものがなければ中々つらいものがあります。

僕は400・800DPIあたりで問題ないので、大きな問題になりませんでした。こだわりたい人にとっては厳しいですね。

ホイールもエレコムなどの繊細な感じに比べると使用感的には物足りないかもしれません。

持ち心地 

持ち心地はそこそこいいです。自分の手には合いました。薬指と小指のところにくぼみがあって、ハマるようになっています。

ボタン位置は人を選ぶかもしれません。

進む戻るボタンはまだいいのですが、カーソル切り替えボタンが遠いです。
人差し指を伸ばす必要がありますし、人によっては進むボタンも厳しいかもです。

ボール位置はほとんどの男性にとって問題にならないはずです。
女性の手には大きいと思います。

細かい設定 

1番の難点はここかもしれません。

スペック紹介でも書きましたが、実はこの製品にはボタンや細かいカーソルスピード調整などができる設定ドライバーがありません
(もしあったらごめんなさい。でも多分ないです。)

つまり、進む戻るボタンは一生「進む戻る」の動作しかできなくて、それ以外の用途では使えません。

サードパーティのソフトを使えば解決するかもしれませんが、できれば正規ベンダーに用意してもらいたいところです。

例えばロジクールではsetpointというドライバーでかなり細かく設定ができます。
カーソルスピードもボタン割当もスクロールスピードもドライバー1つで管理できます。

このMA-WTB43BKNではそれは簡単ではないので、かなり残念なところです。

設定ドライバーに関しては是非メーカーさんに作ってもらいたいところです。

どんな人に向くか

MA-WTB43BKNに関して、ここまで書いた内容だとあまり良くない印象かもしれませんが、そんなことはありません。

これからはこの製品がどんな人に向くかを述べたいと思います。

サブPC用に

僕と同じようにサブ機にもトラックボールを使いたい人にはなんら問題ありません。
ブラウジングやYouTube視聴、Wordを打つには丁度いいくらいだと思います。

予備機として

トラックボーラーの中には「もうマウスに戻れない」という人もいると思います。
そんな人はセール品を予備機として持っていればメイン機が壊れたときに助かります。

僕はもともとは予備機としての役割を期待して購入しました。

「なんとなく」もあり

ガジェットは人それぞれの好みがあって、使用感は本当にそれぞれです。

例えばトラックボールを探していて、このMA-WTB43BKNが合いそうな感じがしたならば、そこを購入理由にしても良いと思います。

所詮、他人の評価は他人のものですからね。

まとめ

MA-WTB43BKN
こんな人におすすめ
  • サブPC用に
  • 予備機として
  • 普通に自分に合いそう

こんな感じの用途があれば購入しても良いと思います。

ただ、標準価格では正直もったいないです。どこかで3000円くらいで安売りしていたら購入検討していいと思います。

僕は購入して後悔していません。ぜひ色々なトラックボール・ガジェットを楽しんでください!